情報更新日:2014.05.07
はこだてしききょうにいせき
桔梗2遺跡は,過去2回行われた調査により,縄文時代中期中頃の集落跡であることが判っています(昭和62年は財団法人北海道埋蔵文化財センター,平成19年は当事業団)。調査地点は,南北2地点に分かれている集落跡のうち,南側集落に位置し,石川に向かって舌状に張り出した地形の付け根部分にあたります。
この調査では遺構は検出されませんでした。
作業全景
作業状況(土層断面実測)
縄文時代の土器・石器類が55点出土しています。土器は中期のサイベ沢Ⅶ式を主体とし,早期後半の土器・前期の円筒下層式が出土しています。石器ではスクレイパー,擦石があります。
遺物出土状況(擦石)