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発掘調査|詳細

情報更新日:2013.10.24

函館市豊崎B遺跡 (登載番号 B-01-248)

はこだてしとよさきびーいせき

調査期間
2001年10月24日から2001年10月24日
調査事由
開発事業(道路)
調査地
函館市豊崎町225
調査主体
函館市教育委員会,特定非営利活動法人 函館市埋蔵文化財事業団
調査面積
460㎡
時期
縄文時代早期・後期、続縄文時代

調査の概要

 今年度の調査では,遺跡の南側急斜面から,後期の住居跡6軒と土坑3基,焼土2か所が新たに確認されました。住居の大きさは直径3mほどと小型で,このうち後期前半のものが2軒,後期の終わり頃のものが4軒ありました。


特徴的な遺構

 竪穴住居跡などが見つかりました。

  • 急斜面に確認された後期の竪穴住居跡


主な遺物

 遺物は,縄文早期から晩期・続縄文時代の土器・石器・土製品などが約8,000点出土しました。特に,後期前半の小さな壺形をした土製品は,平坦な底面の片側に穴が開けられた突起が付いており,東北地方の靴形(くつがた)土製品と呼ばれるものに似ています。用途はまだ分かりませんが,内面に付着している煤(すす) を分析した結果,植物に由来するものである可能性が高く,そのなかでも堅果類(けんかるい)の分析値に近いという数値が得られました。

  • 出土した靴形土製品


一般財団法人

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