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発掘調査|詳細

情報更新日:2013.10.24

函館市豊崎F遺跡 (登載番号 B-01-249)

はこだてしとよさきえふいせき

調査期間
2007年08月28日から2007年10月01日
調査事由
開発事業(道路)
調査地
函館市豊崎町360・361
調査主体
函館市教育委員会,特定非営利活動法人 函館市埋蔵文化財事業団
調査面積
1,300㎡

調査の概要

 遺跡は、函館市南茅部地域の豊崎町を流れる茂佐尻川左岸の標高60~67mの海岸段丘上に位置しています。
遺跡の南東側には、豊崎C遺跡・豊崎D遺跡が所在しています。調査は上位の遺物包含層(Ⅲ層)を調査したのち、駒ケ岳のKo-f・Ko-g火山灰層(Ⅳ層)を除去し、下位の遺物包含層(Ⅴ層)の調査を行いました。


特徴的な遺構

 [Ⅲ層調査]
検出した遺構は、竪穴住居跡6軒、土坑7基、焼土5か所です。住居跡の規模は、3×2m前後の楕円形を呈し壁際に周溝はみられましたが、炉は確認されませんでした。また、3軒重複した住居跡も検出しています。
構築時期は、住居跡の形態から縄文中期と思われます。確認された土坑のうち1基はフラスコ状を呈し、規模は直径約1.5m、深さ約1.4mの比較的大型で、覆土から北海道式石冠が出土しています。
[Ⅴ層調査]
遺構は検出されませんでした。

  • 調査区全景

  • 重複した3軒の竪穴住居跡


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